日本におけるオオヤマネコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/29 05:05 UTC 版)
「オオヤマネコ属」の記事における「日本におけるオオヤマネコ」の解説
日本列島では、秋吉台の洞穴で旧石器時代(更新世)の化石骨が発見されているほか、縄文時代を通して北海道・本州・四国・九州の各島の遺跡で断片的であるが化石が発掘されている。オオヤマネコはユーラシア大陸におけるマンモス動物群の一要素として、最終氷期の最盛期にヘラジカやトナカイなどとともにおそらく北海道経由で日本列島に渡来したと考えられる。縄文時代の遺物の中には犬歯の歯根部への穿孔したものがあり、垂飾りに使われたと考えられている。つまり縄文人の狩猟対象動物として、食用にするのみならず勇敢さと狩猟技量の高いことなどを誇示する最良の動物であったと考えられる。その後、数千年前まで生息していた日本列島において絶滅した原因は不明である[要出典]。
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