日本におけるかつての区分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 00:02 UTC 版)
「距離 (競馬)」の記事における「日本におけるかつての区分」の解説
日本での近代競馬は、軍馬育成の名目で創設された。このため、競走馬には長距離かつ高負荷を与えて選抜することが求められてきた。戦後まもない時期には馬不足から一時的にこうした制約が廃されたが、後に競走距離設定基準が設けられ、競走馬の適性に応じつつ、競走馬の生産育成を誘導する施策が取られた。これは、馬の成長とともに徐々に距離を伸ばしていくことを目的に設定されている。 2013年現在の競馬法施行令(1948年に制定されたもの)では、平地競走は600メートル以上で行うこととされ、最低距離だけが定められている。日本中央競馬会(JRA)の競馬施行規程では、2歳馬は800メートル以上、3歳以上の馬は1000メートル以上とされている。 1971年当時の設定基準では、 短距離 - 1200メートル以上、1600メートル以下 中距離 - 1600メートル超、2200メートル以下 長距離 - 2200メートル超 とされている。これらの分類に基づき、全体の平均が1800メートルになるように競馬番組が構成された。 一方、出走馬の距離割増手当は、2000メートル以上の競走で交付され、2000メートル、2000メートル超2200メートル以下、2200メートル超の3区分となっている。
※この「日本におけるかつての区分」の解説は、「距離 (競馬)」の解説の一部です。
「日本におけるかつての区分」を含む「距離 (競馬)」の記事については、「距離 (競馬)」の概要を参照ください。
- 日本におけるかつての区分のページへのリンク