日本で実施された統計調査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 00:30 UTC 版)
「統計学の歴史」の記事における「日本で実施された統計調査」の解説
「統計#日本の統計史」も参照 日本においては、3世紀~4世紀(崇神天皇の時代)にかけて人口調査が行われたことが、『日本書紀』に記されている。大化の改新(645年)の頃になり班田収授法が発令、6年に一度全国的な戸籍調査が行われるようになった。この人口調査は体系的であり、約360年間続いた。 その後は、豊臣秀吉が1592年(天正20年)に人掃令を発令し、全国的な戸籍調査を行った。これは、朝鮮出兵のための兵力把握のために、村ごとの家族構成などをまとめて提出させるための法令であった。 さらにその後、江戸幕府第8代将軍徳川吉宗の時代では、キリシタンを取り締まるために全国人口調査が行われた。しかしこの調査では、武士など対象外の身分の人が多数存在したり、調査方法が統一されていなかったりと、正確なものではなかった。 明治時代になり、「国勢調査ニ関スル法律」が制定された。第1回目の国勢調査が行われたのは、日露戦争や第一次世界大戦の影響もありかなり遅れ、1920年(大正9年)に実施された。この後日本では、原則として5年に1度国勢調査が行われ、現在に至る。
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