日本での業界用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 02:13 UTC 版)
客注(きゃくちゅう) 書籍を顧客が依頼して取り寄せる際、書店内や版元・取次に対して特に客からの注文であるということを指す用語。「客」と呼び捨てにしていることなどから顧客向けには一般的に使用しない。ただしこの用語は書店業界以外でも広く用いられている。 短冊(たんざく) 注文短冊とも。書店が出版社や取次などへ発注する際に利用される。ただし中規模以上の書店はPOSと連動した発注システムを構築し、短冊を用いた注文はしないようになってきている。 番線(ばんせん) 書籍の取次会社が取引関係のある個々の書店に対して割り当てるコード。中規模以上の書店は「普通番線」の他、「客注番線」を分けて持つ場合が多い。版元が書店に対し書籍を送付する際、番線を伝票に記入し取次に搬入すればその番線の書店に届けられる。また、書店が版元に対して注文を出す場合は番線印を注文書に押印することになる。 売れ筋(うれすじ) 回転率が良く、棚に置けば高確率で売れる商品のこと。ロングセラーとも。 死に筋(しにすじ) 回転率が悪く、長い間売れていない商品のこと。一般書店ではスペースの無駄として順次撤去されるが、専門書店などではこれを希少価値と見てあえてそのまま並べている場合もある。 拡材(かくざい) いわゆる販促品。ポスターやPOPのほか、旗や専用棚などの大型の物もある。 ストック 店頭には並んでいないが、在庫としてバックヤードや本棚下の引き出しなどに保管されている商品。この用語も書店業界以外でも広く用いられる。
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