日本での働き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/28 01:03 UTC 版)
サビナは、米国の保守バプテスト外国伝道協会 (CBFMS) の宣教師の一人として、第二次世界大戦後、日本で開拓が始められるミッションに参加した。サビナ夫妻の主な活動拠点は東北地方で、宮城県仙台市近郊であった。 当時、多くのキリスト教宣教師が日本へ派遣されてきたが、いずれもミッションスクールなどの教育事業が中心で、将来の牧師養成のための教育施設も戦時下の統制の影響で弱体化したままであった。また、キリスト教の勢力が全体的に弱められており、外国語が中心となるキリスト教の良書が手に入りにくい状況にあった。 サビナは弱体化した日本のキリスト教会の再建のためには、キリスト教の良書が必要だと考え、東京にある当時のいのちのことば社などの出版社に掛け合ったが、あまりよい返事は得られなかった。 そこで、サビナは仙台東京間を往復して印刷会社を探して、キリスト教の新たな出版社として聖書図書刊行会を設立し、ハーレイHenry Hampton Halleyの聖書ハンドブック''Halley's Bible Handbook''の日本語版や他多数を発行をした。また「聖書真理通信教授」として、当時では珍しかったキリスト教通信教育にも尽力した。
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