日本での「アガスティアの葉」ブーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:59 UTC 版)
「アガスティアの葉」の記事における「日本での「アガスティアの葉」ブーム」の解説
日本では、1993年に著作でインドの宗教家サイババを紹介した青山圭秀が、翌年1994年に『アガスティアの葉―運命か自由意志か、そして星の科学とは何か』(三五館)を出版し、その人間の死ぬ時が分かるというインドの占いとして、アガスティア・ナディ、アガスティアの葉を紹介した。紹介者の青山が東大の大学院を出た理学博士・医学博士という理系のエリートだったこともあり、本書は爆発的に売れて、アガスティアの葉は一時的にブームになった、マスコミにも大々的に取り上げられていた。この占いを受けに行くツアーや、占い結果を入手できるという通信販売もあったようである。 日本でのブームは、バブル期からバブル崩壊直後の宗教ブームに続くものであり、アガスティアの葉やサイババといった神秘的なもの・霊的なものは、現実社会を生きることに不安を抱えた人々を引き付けた。アガスティアの葉のブームは、同時期に始まった船井総合研究所会長の船井幸雄が主導した精神世界の一大イベント「船井オープン・ワールド」(主催:船井総合研究所)と共に、後のスプリチュアル・ブームに結び付く流行であった。
※この「日本での「アガスティアの葉」ブーム」の解説は、「アガスティアの葉」の解説の一部です。
「日本での「アガスティアの葉」ブーム」を含む「アガスティアの葉」の記事については、「アガスティアの葉」の概要を参照ください。
- 日本での「アガスティアの葉」ブームのページへのリンク