旅行者下痢症
【概要】 年間1500万人の日本人が海外旅行をする。主に開発途上国から持ち帰り、帰国後数日から1週間までに発病する急性腸炎のこと。東京都の調査では、1995年で600例ある。サルモネラ、毒素原性大腸菌、カンピロバクター、エロモナス、プレシオモナス、赤痢菌(法定伝染病)、腸炎ビブリオ、病原大腸菌、ナグビブリオ、毒素産生型コレラ菌(法定伝染病)の順。その他、ランブル鞭毛虫、糞線虫、住血吸虫などの寄生虫もある。日本のコレラの90%、細菌性赤痢の70%、腸チフス・パラチフスの30%は海外由来。疑わないと検査ができないので、下痢と発熱の患者では海外渡航歴を聞くことが大切。
《参照》 下痢

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