旅客駅化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 08:12 UTC 版)
2010年12月14日にJR西日本から六甲道駅 - 灘駅間に旅客駅を開業させることが発表され、ひらがな表記のまや駅という仮称で表記されていたが、2015年10月2日に駅名は漢字表記の摩耶駅とすることが発表された。駅名の由来は、「摩耶山」「摩耶埠頭」「摩耶出入口」「フェニックスプラザ摩耶」などの近隣施設に広く使用されており、なじみやすい名称であるためとしている。当駅の営業キロは以前の東灘信号場と同一となっており、信号場を駅へ格上げする形となる。いわゆる請願駅ではなく、JR西日本が約40億円と見積もられる建設費を全額負担して建設された。 ホームは島式1面2線(内側線のみ)で、駅舎は橋上駅舎として建設された。また、神戸方に上り線から下り線への渡り線を設け、JR神戸線のダイヤが乱れた際の運転整理を円滑に行えるようにされた。当駅開業前では、この区間で上り列車が運休になると姫路以西からの列車がすべて西明石で運転打ち切りとなっていたが、この渡り線の新設により西明石 - 三ノ宮間の運行を確保できるようにする。ただし折り返し設備は西隣の灘駅にも設置されている。 この新駅では、列車がブレーキをかける際に発生する回生電力をそのまま駅の電力に活用できる「直流電力変換装置」を導入するとともに、太陽光発電システムも導入するなど、様々なエコメニューが用意されている。
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