施設入居後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 00:13 UTC 版)
他の老人ホームの入居者からは「お母さん」と慕われていた。 趣味は勉強をすることで、週に1度、算数教室に参加したり、詩を作ったりしていた。 長寿の秘訣はリバーシで、老人ホーム内の入居者やスタッフと毎日対決しており、負けず嫌いな性格のため、勝つまで何局も続けることがあったという。 食べ物の好き嫌いはなく、1日3食の食事をほぼ完食した。また甘いものが好物で、コーラ、缶コーヒー、栄養ドリンク、炭酸飲料などを毎日3本は飲んでいた。 イタズラ好きで、しばしば職員をからかった。一方で、「私はいいから、他の人の面倒を見に行きんしゃい」と職員を気遣う事もあった。 2007年(当時104歳)に上京した際、私立中学1年生および小学5年生(中学受験勉強中)の曾孫姉妹と漢字の書き取り対決を行い、曾祖母のカ子が圧勝した。 次男の恒男との親子関係は良好だったものの、口論も絶えなかった。だが、恒男は70代になっても、母親のカ子から「私の歳になればわかる」と言われると反論できなかった。 会社会長の恒男(当時80歳)が、その息子(カ子の孫)で社長の英治(当時50歳)に用事を言い付ける様子を見て、カ子は「英治は仕事で忙しいとやから、それぐらい暇なあんたがやらにゃ」と恒男を叱った。英治は「おかげで社長の仕事がはかどった」と喜んだ。
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