新設備立ち上り不調による業績悪化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 06:02 UTC 版)
「北陸窯業」の記事における「新設備立ち上り不調による業績悪化」の解説
新規設備の立ち上り状況については、平成元年10月、試運転を重ね量産試験に入ったが導入設備全般に渡り初期トラブルが多発、特に中圧機のトラブルは大きく、成形不良品が続出し窯詰仕掛品不足から予定運転による操炉が出来ず急きょ手鋳込量を増加させ対応したが生産量は大幅な低下となった。加えて旧工場の改修の必要性からトンネル窯の撤去を急いだ為、供給量不足に拍車がかかり減販による業績悪化と設備資金の超過支出に伴い12月度に入って運転資金の不足を来し、以後の設備資金未払発生等、多額な資金を要することから新規設備導入立ち上りの不調と相俟って経営上の行き詰まりが表面化する恐れがあることと、また自力による回復は無理との判断から熟慮の結果、これの救済支援を松下電工株式会社及び主力金融機関に申し入れを行い経営危機の打開を図った結果、松下電工株式会社の支援協力了解のもとに当面の危機は回避された。
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