新設計の導入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 04:38 UTC 版)
「マクドネル・ダグラス MD-12」の記事における「新設計の導入」の解説
新たに設計された機体は、胴体の延長されたより大型の4発機で、総2階建てのMD-12となった。MD-12の寸法は、全長208 ft (63 m)、翼幅213 ft (64.54 m)、胴体の高さ24 ft 3 in (7.4 m) 胴体の幅27 ft 11 in (8.5 m)であった。 マクドネル・ダグラスは1992年にMD-12の設計を発表した。この設計はエアバスA380やボーイングNLAの概念と似ており、直接競合すると見られるボーイング747よりも大きかった。 ダグラス・エアクラフトも1960年代に小型・2階建ての設計を調査している。 MD-12の初飛行は1995年末が予定され、1997年から納入する予定だった。積極的な売り込みと航空関係の報道で最初は注目を浴びたものの、受注には至らなかった。台湾エアロスペースが計画を離脱により、MDCの開発資源は不足した。MD-12と類似するコンセプトのエアバス380はのちに実現したものの、新型の2階建てワイドボディ機を開発するのは、航空宇宙業界の巨人であるボーイングやエアバスにとってさえ負担が大きなものである。
※この「新設計の導入」の解説は、「マクドネル・ダグラス MD-12」の解説の一部です。
「新設計の導入」を含む「マクドネル・ダグラス MD-12」の記事については、「マクドネル・ダグラス MD-12」の概要を参照ください。
- 新設計の導入のページへのリンク