新潟豪雨とダムの活躍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 08:55 UTC 版)
「大谷ダム (新潟県)」の記事における「新潟豪雨とダムの活躍」の解説
2004年(平成16年)7月、新潟県内を過去最悪の集中豪雨が襲った。平成16年7月新潟・福島豪雨またの名を7.13水害と呼ぶが、この時五十嵐川・刈谷田川は氾濫し三条市・見附市等の流域市町村14,300戸が浸水する等甚大なる被害を受けた。この時、上流部の大谷ダムでは、1時間最大雨量73ミリ、24時間最大雨量450ミリ(県が設置した雨量計の記録)という観測開始以来最大の降雨量を記録。この為計画治水容量を遥かに上回る水量(最大584.80m3/s)がダム湖に流入し、ダム本体に重大な影響を及ぼしつつあった。 だが、笠堀ダムとともに大谷ダムでは限界洪水調節容量まで貯水を行い、仮にダムが無かった場合、三条市等の家屋浸水被害は更に2,000戸増加するという新潟県の試算も明らかになり、確実に洪水調節に役立った。しかし、現状を知らない一部の住民からは「ダムは役に立たなかった」という非難を受けた。 ひめさゆり湖 ひめさゆり湖と笠堀湖
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