新幹線・新岩国駅との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 10:14 UTC 版)
「清流新岩国駅」の記事における「新幹線・新岩国駅との関係」の解説
前記の通り、当駅は山陽新幹線新岩国駅に隣接しているが、新岩国駅開業時にも当駅と新岩国駅は統合されず別の駅のままとされ、国鉄時代からダイヤの面でも乗り換えの便は基本的に考慮されていない。日本交通公社出版事業局(現在は分社化されJTBパブリッシング)発行の時刻表には、開業直後の1975年3月号には、当駅が乗換駅として記載されていたが、その後は大型時刻表に乗換駅として記載されることはなかった。路線の運営母体がJR西日本から錦川鉄道へと変わったのち、JTB時刻表およびJR時刻表(弘済出版社→交通新聞社)に当駅が新岩国駅の最寄り駅であることが記載されるようになった。 国鉄からJRにかけて、在来線に新駅を設けたり、既存在来線駅を移設したりして新幹線駅と同一駅にしたケースは多数あるが、近接する既存在来線駅と新幹線駅が当初から全く別駅の扱いとされたのは2016年3月26日に開業した北海道新幹線(JR北海道)奥津軽いまべつ駅と、津軽線(JR東日本)津軽二股駅の事例が生じるまでは当駅のケースが唯一であった。鉄道紀行作家の宮脇俊三は著作「時刻表2万キロ」の中で、「ひょっとすると、新幹線と正式に結びつけてしまったら岩日線を廃線にしにくくなるからではないか」という見解を述べている。 なお、遅くとも[いつ?]旧岩日線が錦川鉄道に第三セクター化されて以降は、[要出典]岩国駅から山陽本線上り列車で広島乗換えとするよりも、岩国駅から当駅経由で新岩国駅から新幹線に乗車した方が岩国駅を遅く出発することができる事例がある。但し、新岩国駅は運賃計算上岩国駅と同一とされており、岩国駅から当駅までの運賃が別途加算となるため、運賃は当駅経由の方が高い。 2013年3月16日、新幹線新岩国駅との接続をアピールし、観光客にわかりやすくすることを目的に、「新岩国」を駅名に含む現行の清流新岩国駅に改称された。
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