料金不要列車との兼用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 23:27 UTC 版)
京浜急行電鉄の快特用車両である2100形電車は、料金不要の快特のほかに座席定員制列車である「モーニング・イブニングウィング号」にも使用される。 名古屋鉄道では、1975年(昭和50年)以前に製造された車両は特急運用と着席通勤との兼ね合いから2扉転換クロスシート車が伝統的に導入され、特急には常に最新の形式が充当されていた。1982年(昭和57年)以降は白帯が入った7000系・7700系(通称『白帯車』)のみが特急列車に充当されていた。 南海電気鉄道の11001系電車(後の1000系電車)は、一部座席指定特急である「四国号」(サザンの前身)のほかに料金不要の急行列車などにも使用された。 京阪電気鉄道の8000系電車はもともとは料金不要特急車両であったが、2017年8月21日より6号車を座席指定車両であるプレミアムカーに改装して一部座席指定特急に充当している他、全車座席指定特急である「ライナー」にも使用されている。 この他に変わり種として、小田急電鉄には週末に特急を補完する列車として準特急が運行されていた時代、専用車両として両開き2扉を持つセミクロスシート車が導入されていた。このような形は現在の近郊形車両で見られる形ではあるが、当時としては異例の存在であった。また、平日には急行や各駅停車といった料金不要列車に充当されていた。 座席指定車両のプレミアムカーに改装された、京阪8000系の6号車
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