文字発生装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 15:52 UTC 版)
キャラクター・ジェネレーター(CGと略されることがあるが、コンピュータグラフィックスと混同しやすい)は、コンピュータを用いて字幕などの文字を表現した映像信号を生成する装置である。初期にはビットマップ文字フォントを用いたものが用いられたが文字解像度が低いため見栄えが悪く、放送局ではあまり使われなかった。後にベクトルフォントを用いて自由に書体やサイズが表現可能になり、ひろく普及した。実用製品としては、文字を発生させるだけでなく合成のためのリニアキー信号発生機能も持たせることで、影付き文字や半透過の背景(通称「座布団」)なども容易に実現できる。さらに、文字を画面周囲から中央まで移動させたり、文字サイズを変えたり回転させる効果を得るための機能を持つものもある。この機能があるとDVEを映像処理に割り付けた場合でも自由に文字効果を与えられる。また文字色をワイプ機能によって端から徐々に変化させる機能は、カラオケの歌詞ガイド表示に必須である。
※この「文字発生装置」の解説は、「映像編集」の解説の一部です。
「文字発生装置」を含む「映像編集」の記事については、「映像編集」の概要を参照ください。
- 文字発生装置のページへのリンク