敵との遭遇~偵察
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 08:58 UTC 版)
シアーズらは、ルートの途中にある川でしばしの休息を取っていた。そこに複数人の日本兵が現れて、水浴びをしていた現地の女性たちをからかい始めた。シアーズ、ウォーデン、ジョイスの3人は彼らを奇襲したが、うち1人が逃げたためウォーデンとジョイスが後を追った。追跡したジョイスはナイフを構えて木立を探るうちに、逃げた日本兵と遭遇。しかし、恐れをなしたジョイスは硬直。そこにウォーデンが駆け付け日本兵を刺殺した。しかしその時ウォーデンは、日本兵が放った暴発を左足首に受けてしまう。そのため進行で大幅に遅れをとるウォーデンであったが、仲間の助けもあり、なんとか目的地まで辿り着いた。丘から見下ろすと、捕虜のイギリス軍兵士らにより見事な橋が架けられ終わった様子が見える。捕虜たちは、「1943年、ニコルソン隊長の下、イギリス軍一同が橋を設計・建設」と書いた看板を設置していた。 シアーズらは、遠くから橋やその周囲を観察し、橋の爆破についての作戦を練り始めた。橋脚の下3フィートの地点に爆弾を設置。下流に仕掛けた点火箱に電線で繋いで爆破させるという。点火箱の設置場所を思案した結果、川の反対側に仕掛けることにした。点火した者は命懸けで泳いで戻らねばならないため、水泳の得意なジョイスがその役割を志願した。シアーズとヤイもジョイスの補佐をすることとなった。足の不自由なウォーデンは万が一のために迫撃砲を備え、3人を援護することにした。かくして爆破計画が実行に移された。
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