整備改造工事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/05 13:45 UTC 版)
「国鉄レ12000形貨車」の記事における「整備改造工事」の解説
1961年(昭和36年)から本形式の整備改造工事が始まった。旧式の断熱材を使用していた車両を中心に、1962年(昭和37年)まではアルセルボード、1963年(昭和38年)以降はガラス綿といった新型断熱材への交換が進められた。 1966年(昭和41年)に鷹取工場で施工されたものの一部は、屋根上の氷投入口蓋や扉内部などに試験的にFRPが使用された。その後、1968年(昭和43年)から量産改造が実施されたが、そのうちの1両は屋根全体をFRPに交換した。これは自重の削減と保守の簡易化を狙ったものだが、コストの面から量産改造は見送られた。 本工事は、1970年(昭和45年)まで継続的に実施されたが、冷蔵車の需要減少もあり、約250両は整備改造を受けずに打ち切りとなった。
※この「整備改造工事」の解説は、「国鉄レ12000形貨車」の解説の一部です。
「整備改造工事」を含む「国鉄レ12000形貨車」の記事については、「国鉄レ12000形貨車」の概要を参照ください。
- 整備改造工事のページへのリンク