数値化の徹底
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 05:45 UTC 版)
理美容業を「プロダクトアウト」ではなく「マーケットイン」を徹底した業態ととらえ、顧客の要望の「見える化」とこれを分析するための「数値化」にこだわった。評価の指標には「再来店率」を用い、リピーターの獲得数値が高い理由を分析し、それを社員一人一人に経営者感覚を持たせるため、全店舗の従業員全員にフィードバックした。結果、全店舗の平均「再来店率」は 85.6 %に達し、店舗によっては最高で95 %を超えることに成功。現在展開している6つのブランドは、数値の分析とフィードバックの徹底から生まれたものであるとしている。 株式会社オオクシ社員の平均年収は、全国の理美容師の平均年収を70万円以上上回り、千葉県内の理美容師の平均年収より20%程度高い上、歩合制ではなく固定給をベースとしている。離職率は業界平均の4分の1。昇給基準は明確で、全従業員に公開されているほか、アシスタントは昼間に研修を受けることができ、毎月ウィッグなどの道具手当が支給されている。スタッフ教育では、カット術や接客方法のマニュアルを10数年以上にわたり改訂し続けている。社員寮も低家賃で用意し、福利厚生を充実させた。
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