散楽と能・狂言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:26 UTC 版)
物真似や軽業・曲芸、奇術、幻術、人形まわし、踊りなど、娯楽的要素の濃い芸能の総称として散楽が発達し、そのうちの物真似芸を起源とする猿楽は、後に観阿弥、世阿弥らによって能へと発展した。曲芸的な要素の一部は、後に歌舞伎に引き継がれた。滑稽芸は狂言や笑いを扱う演芸になり、独自の芸能文化を築いていった。奇術は近世初期に和妻となった。散楽のうち人形を使った諸芸は傀儡(くぐつ)となり、やがて文楽(人形浄瑠璃)へと引き継がれていった。 御伽衆:話芸に秀でた講釈話が庶民に広がり、講談や落語の源流となったと言われている。 御伽草子:おかしみのある話も多い。 鳥獣人物戯画:「日本最古の漫画」と称されている。 病草紙:様々な病や風俗がユーモラスに描かれている。 笑い講:1199年より続いているといわれる神事。 笑話集:明笑話集の影響を受け、安楽庵策伝によって『醒睡笑(せいすいしょう)』が1623年に著している。
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