教員男女比率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 22:52 UTC 版)
中等教育までの一条校をみると、全体における男性教員と女性教員(本務教員)の比率はほぼ等しく、近年の全国の統計調査では女性教員の方がやや多くなっている。 2007年度の文部科学省の統計(学校教員統計調査・指定統計第62号)によると、女性教員の割合は幼稚園が約93%、小学校が約62%、中学校が約40%、高等学校が約27%、特別支援学校が約57%となっている。 教育職員の職場は、古くから女性の社会進出が多く見られた。このため、他の職業に比べて女性への差別も少なかった(戦中を除く)。戦前の女性教員は小学校の勤務が多かった。 戦前の中学校で初めて女性教員が採用されたのは、1922年に、東京府立第五中学校(現・小石川中等教育学校)の校長伊藤長七が、栗山津彌を漢文教師として迎えたのが最初であった。戦前の旧制中学校においては、女性教員は非常にまれであった。 戦後も、中学校や高等学校は圧倒的に男性教員が多かった時代が続いていたが、近年はその差も縮まりつつある。
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