政治的動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 09:37 UTC 版)
2006年、デンマークの日刊紙『ユランズ・ポステン』に掲載されたムハンマドの風刺画を転載した事件をきっかけに、特にイスラム諸国から激しい非難を受けることになった。2011年11月に『シャルリー・エブド』の事務所に火炎瓶が投げ込まれ全焼する事件が起き、これ以後、シャルブは警察の保護下に置かれた。 2012年、シャルブはこうした状況について、「復讐は恐れていない……こんなこと言うとちょっと大げさに聞こえるかもしれないけれど、跪いて生きるくらいなら立ったまま死んだほうがましだ」と語っていた。 個人的にも『シャルリー・エブド』の編集方針としてもライシテを熱心に支持した彼は、2012年、共和国ライシテ委員会(フランス語版)の「ライシテ賞」審査委員長を務め、「宗教的過激主義者よりライシテが消えてしまうことの方が怖い」と語った。 2013年5月、アラビア半島のアルカイダの機関誌『インスパイア』に、「人道に反する犯罪」をもじった「イスラムに反する犯罪」で「手配中の人物」11人の名前を挙げたポスターが掲載された。サルマン・ラシュディ、デンマーク紙『ユランズ・ポステン』のフレミング・ローゼ文化欄編集長らとともにシャルブの名前も挙がっていた。
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