放送休止時間帯に送出される内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 09:39 UTC 版)
「放送休止」の記事における「放送休止時間帯に送出される内容」の解説
放送休止の時間帯において、停波をともなわなければ、多くは機器調整のための試験電波が発射される。このとき放送上では、無変調の状態となるか、何らかの内容をともなう音声や映像が、断続的に、または絶えず送出される。 内容をともなう試験電波では、試験電波を発射しているという旨のアナウンスないし字幕、テストトーン、テストパターン、音楽、環境映像、お天気カメラからの中継映像などが送出される(2000年代の在京キー局における例として、テレビ朝日は外の音が入ったお天気カメラの映像、TBSは全画面の気象情報と音楽)。 内容のある場合、実質として番組の体裁を取っていることがある。これを、番組のない時間を埋めているという意味で、フィラーあるいはフィラー番組と呼ぶ。フィラー番組は実態として各局の番組表に表記される場合(1990年代 - 2000年代の在京キー局における例として、日本テレビの『SOUND STORM』、フジテレビの『JOCX-TVフィラー』など)と、されない場合とがあり、前者の場合法的には放送を休止していないことになる。 テレビの放送休止時間帯におけるフィラーの事例に以下のものがある。 気象情報 NHKの『映像散歩』および『インターミッション』、BS松竹東急の『真夜中散歩』。 一部の各地方局におけるテレビ文字ニュース 民放キー局が運営するニュース専門放送局のサイマル放送 - NNN系列局における日テレNEWS24、JNN系列局におけるTBS NEWSなど。 インターネットラジオのradikoやらじるらじるにおいては、停波(電波送出を停止した状態)の時は無音(無変調)となる場合と、1KHZ信号音をそのまま流す場合、フィラー音楽を流す場合とがある。
※この「放送休止時間帯に送出される内容」の解説は、「放送休止」の解説の一部です。
「放送休止時間帯に送出される内容」を含む「放送休止」の記事については、「放送休止」の概要を参照ください。
- 放送休止時間帯に送出される内容のページへのリンク