採取・栽培とは? わかりやすく解説

採取・栽培

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 23:47 UTC 版)

ヤマノイモ」の記事における「採取・栽培」の解説

元来野生植物であり、晩秋にできる根茎食用とするため、かつては山へ行って掘ってくるものだったヤマノイモ外観がよく似ている種にオニドコロがあり、収穫の際に間違ことがあるオニドコロ互生し苦くて食べられない。 秋(11月ころ)になって地上部枯れる頃が収穫時期である。枯れ残った目当てにして山芋探すを掘るには深い穴を掘らねばならないので、なるべく斜面所を探す。掘る道具掘り棒芋掘り鍬と呼ばれる大人背丈ほどのの棒で、先端平らになったようなものを使う。地面入り込んだところを特定しその周辺深く掘り下げて掘り出す先端まで掘り出すにはかなりの注意忍耐必要になる。うまく掘り出せ場合元端に当たるの端を残して穴を埋めるときに一緒に埋めておけば翌年生育し、再び収穫することができる。 現在ではむかごの状態から畑で栽培されており、流通しているのは栽培ものが多い。収穫しすいように、細長い塩化ビニールパイプや波板シート使って栽培している。 なお、天然のもの(自然生自然薯)は、掘り出す行為そのものが山の斜面崩壊助長すること等の理由から、山芋掘り禁止されている場合がある。

※この「採取・栽培」の解説は、「ヤマノイモ」の解説の一部です。
「採取・栽培」を含む「ヤマノイモ」の記事については、「ヤマノイモ」の概要を参照ください。

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