採取と利用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 16:04 UTC 版)
5 - 6月の開花期に、花を摘み取って陰干ししたものをカミツレ花と呼んでいる。 民間療法では、風邪の初期症状や下痢止め、胃腸炎などに、カミツレ花1日量10 - 15グラムを600 ㏄ほどの水で半量になるまで煎じて、食間3回に分けて分服する用法が知られている。駆風や体温を温めるには、カップにカミツレ花5グラムほどを入れて、ティーとして飲用することが知られる。また、浴湯料として、茎葉か花を布袋に入れて風呂に入れると、疲労回復、リウマチ、神経痛、腰痛に役立つと考えられている。服用・飲用以外に、風呂に入れる入浴剤や石鹸などのスキンケア製品に使われる例もある。 安全性は極めて高く、子供に与えることもできる。ただし、カモミールはキク科であるため、キク科アレルギーを持つ人には禁忌であったり、妊娠中の婦人には使用を控えるとする説もある。カモミールティーでアナフィラキシー反応を起こし、死亡した例がある。
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