採取場所・製造方法による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/19 04:39 UTC 版)
「骨材」の記事における「採取場所・製造方法による分類」の解説
川(川砂、川砂利) 川床・ダム湖底などから採掘したもの。後述する海砂等と比べ、均質で洗浄等の手間も要らないなど骨材としての特性に優れる。かつて日本では最も使われていたが、乱掘等により採取が規制されている。現在では採取できる箇所がダム湖など限られており、特性の良さと採取量が少ないため比較的高価である。川砂の輸入(主に中国から)も行われている。 山(山砂、山砂利) 砂が多い山を削って採掘したもの。微量の塩分や鉱物、粘土質等を含む場合もある。 陸(陸砂、陸砂利) 旧河川敷の砂礫層から採掘したもの。山砂、山砂利と区別しないこともある。 海(海砂) 海底から採掘したもの。川砂や山砂に比べて密度が小さい。貝殻を含んでいるものもあるが、その量が少なければ品質に影響はないことがわかっている。塩分を含むため、塩害対策のために採掘後洗浄される。 浜(浜砂) 海岸近くから採掘したもの。海岸沿いの砂浜から採取した時代もあったが、現在の日本では環境保護・海浜保全等から行われていない。 軽石や火山噴出物(天然軽量骨材) 軽量コンクリートの材料として用いられる。
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