排卵日の推定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 04:11 UTC 版)
上記のしくみを利用して、妊娠あるいは避妊のために排卵日を知る参考とすることができる。 妊娠目的 普段の生理周期より推測して排卵期が近づいていると思われる時期から、基礎体温が高温期に移行し排卵が終わったと確認できるまでの期間に特に性交を持っていけば、妊娠の可能性が高まる。なお、一般に「低温期の終わりでガクンと体温の下がった日(陥落日)が排卵日」と認識している人も多いが、陥落日は誰にでも必ず現れるとは限らず、また、現れても排卵日と一致しているかどうかは分からない。実際には、排卵は低温期の終わり頃の数日~高温期に入った直後くらいまでのどこかで行われていて、推定にはある程度の幅を伴い、便宜的には一番可能性の高い「低温期の最後の日(=高温期に入る前日)」を排卵日とみなす。基礎体温からは排卵した事後にしか排卵日の情報が得られないため、事前の排卵予測には、排卵検査薬や頚管粘液法などの併用が有効。 避妊目的 高温相が4日以上続いて、完全に排卵期が終わってしまったと確認できた後~次の生理開始までの約10日間ほどが、俗に言われる「安全日」に当たる。ただし、風邪や測定ミスなどで高温期に入ったと思っていたのが実際には違っていたり、まれに黄体期にも重ねて排卵が起きてしまうケースもあるので、要注意。
※この「排卵日の推定」の解説は、「基礎体温」の解説の一部です。
「排卵日の推定」を含む「基礎体温」の記事については、「基礎体温」の概要を参照ください。
- 排卵日の推定のページへのリンク