拡張子 .doc
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 12:54 UTC 版)
「Microsoft Word」の記事における「拡張子 .doc」の解説
詳細は「DOC (ファイルフォーマット)」を参照 Microsoft WordがDOS版の頃から使っている拡張子「.doc」は、古くから別のフォーマットのファイルにも使われていた。ソフトウェアを配布する場合、その説明書を「readme.doc」等のファイル名でプレーンテキストで付属させるケースが多かった。また、WordPerfectの文書も同じ拡張子を用いていた。 Windows 95が発売され、インターネットが爆発的に普及する時期になると、Windows 95に付属する簡易ワープロソフトとOffice 95のMicrosoft Wordが拡張子.docを使う事が問題視されるようになった。「拡張子が.docでもWordの文書でなければ従来のテキストファイルビューアで開き、Wordの文書であればWordで開く」という風変わりな拡張子判定プログラムが出回った程である。この時期からテキストファイルでは「.doc」を避けて「.txt」のみを用いるようになった。 Word 2007以降の文書ファイルの標準フォーマットにはOffice Open XMLが採用され、その拡張子は「.docx」である。ただし、互換性維持の観点から、Word 2007以降でも従来のWord 2003までの「.doc」フォーマットのファイル読み書きもできるようになっている。一方、「.docx」形式で作成された文書ファイルを、旧バージョンのWord 2003等で開くことはできないため、互換パックをMicrosoftのサイトからダウンロードする必要がある。
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