抽象構文木とは? わかりやすく解説

抽象構文木

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 14:00 UTC 版)

抽象構文木(ちゅうしょうこうぶんぎ、: abstract syntax treeAST)は、通常の構文木(具象構文木あるいは解析木とも言う)から、言語意味に関係ない情報を取り除き、意味に関係ある情報のみを取り出した(抽象した)木構造の木である。




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抽象構文木

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 10:04 UTC 版)

インタプリタ」の記事における「抽象構文木」の解説

インタプリタコンパイラ中間的手法1つとして、ソースコード最適化された抽象構文木 (AST) に変換し、その木構造にしたがってプログラム実行するか、実行時コンパイラでの機械語コード生成使用する方法がある。この方式では各文を1回だけ構文解析する必要があるバイトコード比べると、ASTではプログラム全体的構造や文と文の関係を保持でき(それらはバイトコードでは失われる)、圧縮するとさらにコンパクトな表現になる。そのため、実行時コンパイラにとってはバイトコードよりもASTの方が優れた中間表現だとして提案されてきた。また、実行時解析もより優れたものにできる。 しかし、ASTバイトコードよりも冗長であるため、インタプリタとしてはオーバーヘッド大きくなるという問題がある。CRuby場合は、1.8までは構文木インタプリタであったが、1.9では(開発中には YARV呼ばれていた)バイトコードインタプリタに入れ替えられ、性能向上した

※この「抽象構文木」の解説は、「インタプリタ」の解説の一部です。
「抽象構文木」を含む「インタプリタ」の記事については、「インタプリタ」の概要を参照ください。

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