押印される消印
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 01:59 UTC 版)
日本で現在、新切手の発行に際して使用される消印には次のものがある。 特印(特殊通信日付印)手押し 押印機 初日印(初日用通信日付印)和文ハト印 欧文ハト印 機械ハト印 絵入りハト印(手押し、押印機) 風景印など 特印は正式には「特殊通信日付印」と呼ばれる直径36mmの消印で、新切手に関連のある絵柄が鳶色のインクで押印される。現在は手押しと押印機の2種類が使われている。手押しはその名の通り人の手で押印されるもので、1週間使用される。一方の押印機は専用の機械を使用するもので、押印できるのは発行日のみである。 初日印は正式には「初日用通信日付印」と呼ばれ、新切手の発行日だけに使用される。印影にハトのマークが入っているため「ハト印」とも呼ばれる。このうち和文ハト印・欧文ハト印・機械ハト印の3種類は、錆桔梗色(黒色に近い)のインクで押印される。和文ハト印は日本語と元号表記による日付印である。欧文ハト印は局名の欧文(ローマ字)表記で西暦による日付印であるが、国際郵便用であるため、国内宛てに引受消印するのは禁止されている。機械ハト印は局名を和文と欧文で併記しているが、日付は西暦下二桁のみで、抹消部にハトのマークと英語による国名表記"JAPAN"が表示される形式である。 絵入りハト印は特印と同様の直径36mmの消印で、鳶色のインクで押印され、手押しと押印機がある。特印と異なり、手押しも発行当日だけに使用される。 風景印はふるさと切手や普通切手などの発行時に、特印や絵入りハト印の代わりに用いられることがある。
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