戦術コンセプト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:18 UTC 版)
「ミハイロ・ペトロヴィッチ」の記事における「戦術コンセプト」の解説
「ミシャ式」も参照 基本的に攻撃的なサッカーを好む。GK・DFラインからパスを繋ぐ「モダンなサッカー」、師であるイビチャ・オシムと同じコンセプト「考えて走るサッカー」、守備にリスクを掛けてまで行う攻撃的なサッカー を目指している。一方で「仕事」と表現する、相手に合わせて比較的守備的なサッカーを展開することもある。 特異な戦術の一つに「可変DFライン」がある。登録上はDF3人の3バックだが、状況によって2バックや4バック・5バックとDFラインの枚数が変化する。オーバーラップを多用し攻守に数的優位を作り出す事が目的で、特に4バック時はセンターバック(CB)とサイドバック(SB)で構成される従来のものとは違う動きを見せるのも特徴。ちなみに、この戦術は「考えて走るサッカー」を選手が消化し、選手間のコミュニケーションで生み出された。上記のGKからパスを繋ぐサッカーに加えこの戦術を機能させるため、CBに攻撃的な要素を多く要求している ことから、広島時代はSBが本職の森脇良太やMFが本職の森崎和幸、清水時代にCBからボランチにコンバートされた戸田和幸、元々FWだった盛田剛平をCBとして起用している。 もう一つの特徴的な戦術に「5トップ」がある。登録上はFW1人に攻撃的なMF2人の3-6-1(1トップ2シャドー)だがこの3人に両サイドのMFを加えた5人が前線に出て相手DFラインに張り付き、ポストプレーや飛び出しの流動性でギャップをつく。これも可変DFラインと同様にペトロヴィッチ本人のアイデアに加え、選手間のコミュニケーション、特に森崎和幸の閃きから生まれた。
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