戦時中の医師不足対策がもたらしたもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/19 01:25 UTC 版)
「戦時中の医師不足対策」の記事における「戦時中の医師不足対策がもたらしたもの」の解説
戦争終結に伴い、軍医の復員から医師が過剰になることが恐れられる事態になり、歯科医師対象の「医師試験」も廃止された。「医師試験前準備講習会」の修了者には後に創設された「医師国家試験」の受験資格も与えられず、歯科医師の医師への起用はその後現在に至るまで制度的に行われていない。 一方、医学教育にインターン制度が取り入れられたのは、この戦時中の医師不足対策を嚆矢とする。インターンは、国民医療法施行令第一条第一項第一号の規定に基づいて、1946年(昭和21年)3月26日に厚生省衛生局長から両医専部長宛に指示されたものであるが、慶應と慈恵医大の「臨時科」の卒業生は衛生局長指示の直後にインターンに従事することになった。また、「医師試験」合格者の「実施修練」も不完全ながらインターンの一種と見ることができる。
※この「戦時中の医師不足対策がもたらしたもの」の解説は、「戦時中の医師不足対策」の解説の一部です。
「戦時中の医師不足対策がもたらしたもの」を含む「戦時中の医師不足対策」の記事については、「戦時中の医師不足対策」の概要を参照ください。
- 戦時中の医師不足対策がもたらしたもののページへのリンク