戦後のクウェー川鉄橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 09:40 UTC 版)
「クウェー川鉄橋」の記事における「戦後のクウェー川鉄橋」の解説
現在のクウェー川鉄橋は、一部に橋脚の間隔とトラスの形が異なる部分があるが、これが爆撃で破壊された箇所である。オリジナルは曲弦ワーレントラス橋梁であるが、修復箇所は平行弦トラス橋梁に変えられている。この修理は、戦後賠償の一環として横河橋梁と日本橋梁が担当している。現在の鉄橋周辺は観光地となり、鉄橋を眺めながら食事することができる水上レストラン、連合軍兵士墓地や爆弾を模したモニュメントなどがある。また、観光用のトロッコ列車が鉄橋をゆっくりとしたスピードで10分程度かけて往復しており、20バーツで乗ることができる。普段は徒歩で鉄橋を渡ることができるため、多くの観光客が対岸まで渡って散策しているが、鉄橋には手すりがなく幅も狭いため、すれ違う際には落ちないように注意が必要である。 一方、鉄道輸送力維持に辛うじて貢献した木橋の方は、1946年に大雨による増水で姿を消した。木橋の残骸は第二次世界大戦博物館(World War Ⅱ Museum)の中で見ることができる。
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