成功への道のり 『Casanova』(1996)〜『Secret History - The Best of The Divine Comedy』(1999)
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1996年リリースのアルバム 『Casanova』からのシングル 「Something for the Weekend」 はBBCラジオ1の「Breakfast show」 のDJでありTFI Friday の司会者でもあるChris Evansno の引き立てによりバンド初のメジャーサクセスとなった。さらに 『Casanova』 の収録曲 「Becoming more Like Alfie」と「The Frog Princess」がラジオ放送されバンドの人気も高まった。 『Casanova』 はDarren Allisonとハノンの共同プロデュースによる3枚目のアルバムで1993年の『Liveration』から始まる3部作の完結編となっている。 バンドが成功を納めていた1997年のバレンタインデーにKrzystof Kieslowski の 「A Short Story About Love」に影響を受けて制作した 『A Short Album About Love』をリリースした。このアルバムにはBrunel Ensemble とのシェパーズ ブッシュエンパイアでのコンサートの準備のためのサウンドチェック時にライブでレコーディングされた数曲が収録されている。 続いてNoel Coward の曲のカバーによるコンピレーションアルバム『 I’ve Been To A Marvelous Party To Twentieth-Century Blues』 を発表。 陽気なコワード節にハノンによるアグレッシブな電子音が散りばめられている。 1998年のアルバム『Fin de Siecle』 は堅苦しくはないがキザなイメージで、最大のヒットとなった『National Express』は自分探しを思わせる陽気なトーンとは裏腹に皮肉っぽさを含んだ仕上がりとなっている。 1999年の 『Secret History - The Best of The Divine Comedy』 は 『Liberation』 の 「The Pop Singer’s Fear of The Pollen Count」と 「Your Daddy’s Car」 の再レコーデングとバンドの主なヒット曲となる 「Gin Soaked Boy」 と 「Too Young Too Die」 を含み、『Liveration』 から 『Fin de Ciecle』への流れを繋ぐ構成となっている。 同年、Tom Jones のアルバム 『Reload』 の中でPortisheadの曲 「All Mine」のカバーでコラボしている。 2000年のUte Lemperのアルバム 『Punishing Kiss』でのコラボでは殆どの作品でバックバンドを務めるなどバンドとしての一面も見られた。 このアルバムでハノンと Joby Talbotはオリジナル2曲とベルトルト・ブレヒト and Well の「Tango Ballad」のアレンジを、ハノンは 「TangoBallad」「Split」 の二曲でLemperとデュエットしている。
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