悪趣味の代名詞とは? わかりやすく解説

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悪趣味の代名詞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 23:03 UTC 版)

リベラーチェ」の記事における「悪趣味の代名詞」の解説

それまでコンサートの際やテレビ番組出演する際は地味なスーツ姿で通していたものの、1960年代以降アメリカの大衆文化から保守的傾向薄まるとともにリベラーチェステージとその衣装はどんどん派手さ増して行った。 特にその派手な衣装世界的に有名で、極端に立った襟を持つ金ぴかの上着に、孔雀の羽ふんだんに使ったキッチュ衣装は、その後エルヴィス・プレスリーエルトン・ジョンなどのリベラーチェ親交のあったスーパースター大きな影響与えた。またライブステージ演出も、衣装同様過剰なオーバーデコレーションで、白いピアノ古風な燭台本物高級車、あげくは噴水まで駆使して派手なステージ作り上げたこの様リベラーチェの「演出(ステージ・プレイ)」のおかげでアメリカでは1960年代以降、「派手(で下品)な悪趣味」の代名詞としてしばしばリベラーチェ引き合い出されたほどである。 このためクラシック愛好家はじめとするいわゆるインテリ層からは眉をひそめられる存在であった。しかし、メディア影響を受けやすい一般大衆からはその華やかさ広く人気得たとはいえそのピアノテクニック評価高く生前エルヴィス・プレスリーは「リベラーチェ音楽的才能深く尊敬している」と語っている。 リベラーチェ本人も「ステージ・プレイ」の一環としての「悪趣味」は強く自覚していたようで、1968年バッド・テイスト映画『ラブド・ワン The Loved One』(トニー・リチャードソン監督)では、派手な棺桶愛想良くセールスする葬儀社員という、セルフ・パロディ風の悪趣味な役を演じた

※この「悪趣味の代名詞」の解説は、「リベラーチェ」の解説の一部です。
「悪趣味の代名詞」を含む「リベラーチェ」の記事については、「リベラーチェ」の概要を参照ください。

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