アメリカの大衆文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 18:00 UTC 版)
判決が確定した後、アメリカでは、一般大衆向けのテレビドラマ等においても逮捕前にミランダ警告を読み上げるシーンが盛り込まれるようになった。権利告知の場面だけでなく、警告後に黙秘権や弁護人選任権の行使があった場合には直ちに取調べが中止される場面も頻繁に描写されており、ミランダ警告はアメリカの大衆文化となっているとの指摘もある。 映画『ダーティハリー』(1971年)では、逮捕時にミランダ警告が無かったことが指摘され、結果として凶悪犯が放免された後に再犯を起こす。 映画『レッドブル』(1988年)では、ソ連人の捜査官が強引に取り調べを行おうとした際、同行していたアメリカ人の刑事が「この国にはミランダ警告というルールがあり、遵守しなければ犯罪者に手を触れることもできない」と諭したところ、「非効率なルールだ」と反論されるシーンがある。 『特捜刑事マイアミ・ヴァイス』のサウンド・トラック4曲目「VICE」に、スクリプトとして取り入れられている。 「LAW & ORDER」シリーズでは、逮捕前に必ずミランダ警告が行われている(時間の関係で第1項の黙秘権の告知以外は省略されることもある)。
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