微分制御とは? わかりやすく解説

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微分制御

英語 differential control

制御対象質量慣性効果をもつので入力信号対応した操作量加えても、制御量を修正するのに時間遅れを生じことがある時間遅れがあると操作量ゼロもどして制御量の変化続き修正が行き過ぎる。この行き過ぎ修正するために逆方向操作が行われ、これを繰り返しながら目標一致させていくことになるが、目標値向けて早く安定状態到達させるためには、制御量の変化見越して時間対す偏り変化割合に比例した操作を行う。このような制御を微分制御(D制御)、または微分動作(D動作)という。

反対語 積分制御
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

微分制御

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/02 09:00 UTC 版)

制御システム」の記事における「微分制御」の解説

微分制御は、誤差単位時間当たりの変化率用いる。測定値設定値素早く近づいている場合設定値滑らかに近づけるためにアクチュエータ早めに緩め必要がある逆に測定値設定値から素早く離れている場合、その速さ比例して対処する必要がある。 微分制御を備えた制御システムは、より知的に振舞う。炉の温度制御システム車載の銃やカメラなどの重い機器を動かす制御システムなどで、よくチューニングされたPDI制御システムの微分制御は、熟練した人間操作以上に効果的に設定値維持できる。 微分制御が効きすぎると、やはり振動発生する例えば、温度SP向かって素早く上昇しているとき、微分制御が効きすぎると SP到達する前に一旦上昇止まり、そこから再度上昇するというような動きを示す。

※この「微分制御」の解説は、「制御システム」の解説の一部です。
「微分制御」を含む「制御システム」の記事については、「制御システム」の概要を参照ください。

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