後継機・無人探査車・月面着陸機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 07:02 UTC 版)
「かぐや」の記事における「後継機・無人探査車・月面着陸機」の解説
「SELENE-2」および「PLANET計画#月探査プロジェクト」も参照 かぐやは月を周回して観測するが、JAXAは「かぐや」後継機で、月面に着陸機を降下し、無人探査車を走行させる直接探査計画も進めている。当初、着陸機はかぐやに搭載することも検討されたが、技術的課題とスケジュールの関係で後継機に回されることになった。早ければ2015年頃に後継機で探査車を送り込み、2018年頃に月の岩石のサンプルを地球へ持ち帰る予定。JAXAは2006年に月着陸探査検討チームを作り研究を重ねてきたが、技術は完成に近付きつつある。 しかしながら、自動制御で月着陸を実施するとなると、通信のディレイタイム(遅延時間)が片道1.3秒、往復で2.6秒に達するなど未解決の問題があり、かぐやから得られたデータを下にして、慎重に準備を進める予定である。 なお、当初はSELENE-2で月面着陸探査、SELENE-3でサンプルリターンを行う計画だったが、予算等の都合により一つの探査機で月面着陸・サンプルリターンを行う計画に変更することが予定されている。
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