後方回転式リバースDDT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 02:41 UTC 版)
「DDT (プロレス技)」の記事における「後方回転式リバースDDT」の解説
相手に背を向けたまま、肩上に相手の頭部を抱えた状態からコーナーポストを蹴り上げてバック宙し相手の頭を中心点に270度回転して決めるリバースDDT。 長らくはこの技の「起源説」について様々な説が取り上げられたが、プロレス関係の著書を多数出筆している流智美により、日本プロレスの吉村道明が使用した「回転投げ」 が、起源ではないかとして取り上げられている。ただし、1990年代後半に「コーナーをステップにして、後方回転しながら相手の頭部をマットに叩きつける」という方向に技を進化(深化)させたのは、後述するそれぞれの選手達である。 ブライアン・ケンドリックがジ・ケンドリック(スライス・ブレッドNo.2)、丸藤が不知火、日高郁人がミスティ・フリップの名称で使用している。 丸藤が「不知火」と称して使い始めてから脚光を浴びたため、知名度は「不知火」が先行している。不知火という技名の由来は丸藤がインタビューで「プロレス界では横文字の技名が流行っていて漢字を使う技名がなかったんで。マンガに出てくる(作品は不明)「妖刀・不知火」から取った」とのこと。しかし、同型の技を使用したのは日高の「ミスティ・フリップ」の方が早い。 アサイDDT 相手に背を向けたまま肩越しに相手の頭部を抱えた状態から、その場で高々とジャンプしてバック宙し、相手の頭を中心点に約270度回転して決めるリバースDDT。上記後方回転式リバースDDTをその場跳びで行う技。ウルティモ・ドラゴン、カズ・ハヤシ、石森太二が主な使い手。当初は、ウルティモのリングネームからとってドラゴン・カッターと呼ばれていたが、本名に由来し現在の名に改称した。首のロックや着地姿勢は違うが、丸藤も同型の技を(その場跳び式の)不知火として使用している。 セス・ロリンズも一時期「スカイウォーカー」の名称で使用していた。 雪崩式リバースDDT コーナーポストから相手の首を抱え下後方へ落ちるリバースDDT。エル・サムライが大一番でのフィニッシュ・ホールドとして使用していた。金本浩二に対しては、あまりにも危険なトップロープからの雪崩式の垂直落下式リバースDDTを繰り出したこともある。 雪崩式後方回転式リバースDDT コーナーポストから相手の首を抱え後方に向かって飛び回転しながら着弾させる技。主な使い手はフランキー・カザリアン(フラックキャパシターの名称で使用)、丸藤(不知火・改の名称で使用)、日高(雪崩式ミスティ・フリップの名称で使用)、ポール・バーチル(C4の名称で使用)など。ツープラトンで放つ同技はスパニッシュ・アナウンス・チーム(ジョエル・マキシモ&ホセ・マキシモ)がスパニッシュ・フライとして使用している。
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