後世における展開とは? わかりやすく解説

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後世における展開

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 12:09 UTC 版)

「グリフォン」記事における「後世における展開」の解説

前述のようにヘーロドトス『歴史』の中で翼のある怪物としてグリフォン触れプリニウスは『博物誌』(10巻70)の中ですでに伝説の生物として語っている。14世紀には、架空の人物であるジョン・マンデヴィルによって書かれとされる旅行記』(東方旅行記東方諸国旅行記)によって詳細な描写なされた(第85章)。またヨーロッパ中世においては動物物語集等では悪魔として表されたものの、多くキリスト象徴とされ、神学者セビーリャイシドールス『語源』(Etymologiae)でその立場をとる。ダンテが「キリスト人性」をグリフォン部位の色に表したと、ディドロン(Didron)によって解釈されるのは『神曲』浄化篇」第29曲での、凱旋車を曳く場面である。 中世の伝承において、Stephen Friar's New Dictionary of Heraldryによれば、爪は医療効果持ち羽根失明治す信じられていた。中世ヨーロッパ宮廷では、グリフォンの爪(実際レイヨウの角)やグリフォンの卵(実際ダチョウの卵)で作られゴブレット珍重された。 現代ではエンターテインメントフィクション作品中に見られるようになり、『ナルニア国物語』ではナルニア兵士として登場し、『ハリー・ポッターシリーズ』では、主人公所属する寮であるグリフィンドールなどの名前及び紋章使用されている。

※この「後世における展開」の解説は、「グリフォン」の解説の一部です。
「後世における展開」を含む「グリフォン」の記事については、「グリフォン」の概要を参照ください。

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