当初の主題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 20:17 UTC 版)
1949年の第1回会期で、国際法委員会は次の14の主題を研究の対象とすることとした。 国家及び政府の承認 国家及び政府の承継 国家及びその財産の裁判権免除 国家領域の外で行われた犯罪についての管轄 公海の規律 領海の規律 国籍(無国籍を含む) 外国人の取扱い 亡命の権利 条約法 外交関係及び免除 領事関係及び免除 国家の責任 仲裁手続 このうち「国家及び政府の承継」は、後に「条約に関する承継」、「条約以外の問題に関する承継」、「国際機関の構成資格に関する承継」の三つに分けられた。また、「公海の規律」と「領海の規律」については第8回会期(1956年)で「海洋法」という一つの主題にまとめて最終報告書が作成された。これらの当初設定された主題は、以後50年以上にわたる国際法委員会の基本的な作業プログラムとなり、今までに、「国家及び政府の承認」、「国家領域の外で行われた犯罪についての管轄」、「外国人の取扱い」、「亡命の権利」を除き、上記主題について最終報告書を提出している。
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