廃車車両の譲渡等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:27 UTC 版)
京阪バスでの役目を終えた車両は、京阪グループ各バス会社はもちろん、全国の地方事業者に譲渡されている。同社は神奈川中央交通・西武バスとともに古くから全国の地方事業者に廃車車両を供給していることでも知られている。 グループに自動車の整備のケーテー自動車工業があり、同社を経由して地方事業者に京阪バスの中古車両が販売されている。関西でも特に、旧・京阪宇治交通とともに使用年数が短かったため、特に前-後方式の扉配置を好む事業者には比較的多く譲渡されている。京阪バスの中古車は沖縄バス・群馬バス・群馬中央バス・富山地方鉄道・諏訪バス・備北バス・いわさきバスネットワークなどに、旧・京阪宇治交通の車両は羽後交通・川中島バス・因の島運輸などに譲渡された例もある。 また、最近は自動車NOx・PM法や大阪府流入車規制の影響で大阪府下に配備できなくなる車両が転属されることが多い。 中古車の供給は1990年代後半頃の車両耐用年数見直し(約10年での代替から約15年程度使用に方針変更)により鈍化しているが、現在でも幅広い事業者に譲渡されている。 2008年、京阪バスは初の中古車を京阪京都交通より1台(H-3905)購入した。これは、同社が運行していた京都 - 広島・徳山線が廃止されたため余剰となったことから、高速バス用に同社より購入したものである。同時に、3列シートから4列シートに改造され、京都 - 四日市線で運行されていたが京都 - 伊勢線の京阪バス運行撤退により京都 - 伊勢線用の三菱ふそうエアロエースが転用された為に予備車になった後に廃車された。 2013年には、京都定期観光バスで使用されていた三菱ふそう・エアロキング(U-MU525TA改)がはとバスに譲渡され、「オー・ソラ・ミオ」に改造された。 群馬中央バスへ譲渡された車両 群馬バスへ譲渡された車両 沖縄バスへ譲渡された車両 旧京阪宇治交通で購入。京阪宇治バスに再度譲渡されノンステップ車両の京阪バス所属 北海道北見バスへ譲渡された貸切車両
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