幼児への水泳教室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/12 05:52 UTC 版)
「ベビースイミング」の記事における「幼児への水泳教室」の解説
かつては子どもへの水泳教室といえば4歳以降に始めるのが一般的で、それ以前の子どもは発達的に十分だとは考えられていなかった。しかしその後、4歳になるのを待たずに水泳のレッスンを行うことはより一般的になったといえる。オーストラリアの水泳指導者や教師による団体は、生後4か月から正式なレッスン・プログラムを始めることを推奨しているし、認定資格を取得したスイミング・スクールでも非常に幼い子どもへのクラスを開いている。アメリカでもYMCAを始めとする組織が水泳教室を開いている。授業を受けるためには、幼児が頭を持ち上げることができるようになっている必要がある(およそ3か月から4か月ほど)。 呼吸をするために背中を水に浮かべ、壁や安全な場所まで泳いでいくために身体をひっくり返す。この流れを通じて幼児に水泳を教えることができる。泳いでは身体をひっくり返して浮かび、その後また身体をひっくり返して泳いでいくということを本能的に教えるのである。したがって、こういった教え方は「泳いで、浮かんで、泳ぐ」と要約されている。幼児の水泳教室は「リカバリー」を教えるものでもあると言われる。赤子や幼児が誤って水面に落ちたときにそこからの復帰の仕方を学ばせるという意味である。かつての親と子の間でなされたレッスンであれば、子どもの顔を水につけさせ、水中で息を吐いてぶくぶくと泡をたてて終わりであったが、水泳教室は子ども達が水に浮かび、身体を休め、呼吸をするために背中を水底に向け、助けがくるまでその姿勢を維持するための技術をゆっくりと教えていく課程であるといえる。
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