幼児キリストと幼児洗礼者聖ヨハネとの関係性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 17:39 UTC 版)
「アルドブランディーニの聖母」の記事における「幼児キリストと幼児洗礼者聖ヨハネとの関係性」の解説
ラファエロはこの作品で幼児キリストと幼児洗礼者聖ヨハネとに、成人してからの関係性をうかがわせる格別の親近感を持たせて描いている。この『アルドブランディーニの聖母』をはじめ、ラファエロが聖母子とともに幼いヨハネを描くときには皮製の衣装を身にまとわせることが多く、これは『マルコによる福音書』1.6の「このヨハネは、らくだの毛ごろもを身にまとい、腰に皮の帯をしめ、いなごと野蜜とを食物としていた」という記述によるものである。愛らしいポーズでマリアの膝に抱かれるキリストは、将来の受難を象徴するカーネーションをヨハネから手渡されている。
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