幹部候補生の教育内容
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「陸軍経理学校」の記事における「幹部候補生の教育内容」の解説
幹部候補生の教育を陸軍経理学校で行ったのは1938年(昭和13年)1月以降である。同年4月、経理部幹部候補生教則が制定され、同年9月には陸軍経理学校経理部幹部候補生教則が制定された。経理部幹部候補生は陸軍入隊前に卒業した学校の学科によって、主計幹部候補生、建築幹部候補生、衣糧幹部候補生の三種に区分された。 教育は、その期間を前期、中期、後期に分け、さらに中期は第1期から第4期まで細分される。前期修了後に幹部候補生は予備役将校となる甲種と予備役下士官となる乙種に区分され、陸軍経理学校には経理部甲種幹部候補生(主計・建築・衣糧)のみが入校し、中期第2期および中期第3期の間の教育を受ける(1938年9月時点)。 幹部候補生教育 経理部幹部候補生教育の目的は、堅確な志操と高潔な品性を陶冶し幹部となる人格を養成し、かつ戦時における経理部初級将校に必要な能力を具備させることである。定められた教育科目は次のとおり。学科 1.経理(金銭経理・被服経理・糧秣経理・営繕経理)2.作戦給養 3.戦術 4.軍制 5.軍事学 軍需品学術科 1.経理実習 2.各個教練 3.射撃予行練習 4.敬礼 5.中隊教練 6.作業 7.陣中勤務 8.射撃 9.武技(剣術・体操)訓育 1.精神訓話 2.服務提要 3.校内教練 4.内務指導および検査その他 1.特別講話 2.野外作業 3.野営演習 4.終日教練 5.見学
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