平西島とは? わかりやすく解説

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平西島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 05:51 UTC 版)

平西島
平西島と後良川河口干潟周辺の空中写真。
干潟中央の小島が平西島。(2012年11月16日撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
所在地 日本沖縄県八重山郡竹富町
所在海域 東シナ海
所属諸島 八重山諸島
座標 北緯24度19分22.0秒 東経123度54分54.0秒 / 北緯24.322778度 東経123.915000度 / 24.322778; 123.915000 (平西島)座標: 北緯24度19分22.0秒 東経123度54分54.0秒 / 北緯24.322778度 東経123.915000度 / 24.322778; 123.915000 (平西島)
海岸線長 0.6[1] km
最高標高 11[2] m
プロジェクト 地形
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平西島(ぴにしじま、ぴにすじま[3])は、八重山列島西表島の東側にある無人島である。行政区分としては沖縄県八重山郡竹富町古見に属する[2]

地理

西表島東部の後良川の河口沖で、古見集落の東約0.4kmに位置する無人の小島であり[2]、干潮時には歩いて渡ることができる[1]。地元ではピニシと呼ばれる[2]

自然

近隣に位置する後良川小島とともに、亜熱帯照葉樹林が広がり、御嶽として親しまれているため、西表石垣国立公園の第2種特別地域に指定されている。また、周辺海域は、同国立公園の「西表島後良川河口」海域公園地区に指定されている[3][4]

歴史

島の全域から八重山先史時代(早稲田編年の第III期)[5]に属する遺物が検出されており、1956年(昭和31年)10月19日に「平西貝塚」として琉球政府の文化財に指定され[6]1972年(昭和47年)には沖縄県の史跡となった。1958年(昭和33年)に行われた早稲田大学による発掘調査では、イシカゲガイやクモガイ等の貝殻、貝製品、外耳土器等が出土しており、12世紀-15世紀頃のものとみられる中国製陶磁器も発見されている[2]。通常の往来が困難な場所にあるため、防衛的な性格を持ったものと考えられている[1]

脚注

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  1. ^ a b c "平西貝塚". 最新版 沖縄コンパクト事典. 琉球新報社. 1 March 2003. p. 91.
  2. ^ a b c d e "平西島". 日本の島ガイド SHIMADAS. 財団法人日本離島センター. 1 July 2004. p. 1293.
  3. ^ a b 西表石垣国立公園 公園計画書 (PDF)”. 環境省 (2016年4月15日). 2019年2月16日閲覧。
  4. ^ 西表石垣国立公園公園計画書(公園計画の一部変更) (PDF)”. 環境省. 2018年8月4日閲覧。
  5. ^ 八重山諸島の考古学 2.編年 (PDF)”. 石垣市. 2018年8月4日閲覧。
  6. ^ 竹富町の文化財”. 竹富町. 2018年8月4日閲覧。

関連項目




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