帝都ローマへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:02 UTC 版)
ローマに宿営地を構えたプロキシモの剣闘士団だったが、不利な契約を取り付けられ、ポエニ戦争ザマの戦いを模した闘技での「カルタゴ軍」役に駆り出されてしまう。興行師達の賭けでは十中八九が史実通りカルタゴ軍役の負け試合であったが、鼻当て付きの兜を被ったマクシムスは将軍時代の経験を生かして徒歩の剣闘士団を指揮し、「ローマ軍」役の戦車騎馬隊を壊滅に追い込む。本来はローマ軍役が勝利するはずの筋書きが変わってしまったが、民衆は怒るどころか、圧倒的に不利な状態で打ち勝った剣闘士団を讃え、歓声を上げる。貴賓席でその様子を見ていたコモドゥスは「スパニャード」という剣闘士に興味を持ち、会見すると告げる。 近衛兵とクィントゥスを連れて闘技場に入ったコモドゥス。マクシムスは落ちていた弓矢の鏃を手の中に隠して暗殺しようとするが、皇帝の甥ルキウスがコモドゥスの傍らにいたことから躊躇ってしまう。時機を逸している内にコモドゥスはマクシムスを「ヘラクレスの化身」と賞賛して、兜を外して本当の名を名乗る様に促す。背を向けて立ち去ろうとするマクシムスにコモドゥスは皇帝の命に背くなと告げ、再度兜を外す様に促す。覚悟を決めたマクシムスは素顔を晒して向きかえり、「真の皇帝マルクス・アウレリウスの臣下、マクシムス・デシムス・メレディウス」と名乗る。 死んだはずのマクシムスの姿に動揺したコモドゥスは、衆人環視のなかでクィントゥスに処刑を命じる。しかし闘技場の英雄を殺そうとする皇帝を見た民衆は「殺すな」と連呼し、やむなくコモドゥスはマクシムスを助命する。皇帝ですら、ローマの民衆の声に逆らえないことは同じであった。その後、コモドゥスは闘技場でマクシムスを公然と殺すべく、「ガリアの虎戦士」と謡われた剣闘士ティグリスとの試合を用意、加えて闘技場に複数の虎使いを控えさせ、ティグリスに有利となるように仕向けておく。しかしマクシムスはティグリスを破り、更に民衆の「殺せ」との叫びを受けてコモドゥスが処刑を命じると、わざとこれに反抗してティグリスを助けてしまう。民衆はマクシムスを慈悲深いと賞賛し、ますますコモドゥスの立場を危うくする。
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