市名に対する批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 05:11 UTC 版)
四国中央市はその名前の奇抜さ故に、市内だけでなく、全国的に批判の対象となる事が多い。市名が批判される理由として以下のような理由が挙げられる。 先走りしすぎたネーミング。道州制を先取りしたものとみられるが、四国内では議論も本格的に始まっているとは言いがたい。 地理的に四国の「中央」といえるか疑問。 合併協議会によって一方的に決定されたイメージが強い。最初の市民投票による新市名公募では、5つ挙がった候補のうち「四国中央市」は最下位だった。ちなみに第一位は「宇摩市」二位「うま市」三位「法皇市」、四位は「ひうち市」。また新市名決定後、住民から一万弱の反対署名があったにもかかわらず、合併協議会は再考を検討しなかった。 地元の郡名である「宇摩」を採用せず、四国から消滅させた理由について、旧伊予三島市長の篠永善雄は読売新聞東京本社文化部の取材に対して以下の趣旨の発言を残している。 若い人は「ひひーんと鳴く馬のようでいやだ」と言っている。 「宇摩」の名前にどんな由来があるかなんて、自分も含めて誰も知らない。そんな地元の歴史なんかにこだわる事は無い。 宇摩にならなくて本当に良かった。ウマなんていやに決まっている。 (自分の地元の)三島という地名には思い入れがあるので字名に残した。 また公募で寄せられた数は「宇摩市」が1位で、「四国中央市」は5位であったにもかかわらず、篠永善雄前市長は「論議を呼んでいるが、反対意見は一部だと思う。 名称変更は考えていない。賛成する市民も多く、自然体で年月の経過を待ちたい」と話している。
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