岩間宿とは? わかりやすく解説

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岩間 (市川三郷町)

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/29 01:18 UTC 版)

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日本 > 山梨県 > 西八代郡 > 市川三郷町 > 岩間 (市川三郷町)
岩間
—  大字  —
甲斐岩間駅 駅舎(2006年1月)
岩間
岩間の位置
座標: 北緯35度29分32.09秒 東経138度27分45.35秒 / 北緯35.4922472度 東経138.4625972度 / 35.4922472; 138.4625972
日本
都道府県 山梨県
西八代郡
市町村 市川三郷町
標高 230m (755ft)
人口 (2015年(平成27年)10月1日現在)[1]
 - 計 1,626人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 409-3244[2]
市外局番 0556 (鰍沢青柳MA)[3]
ナンバープレート 山梨

岩間(いわま)は山梨県西八代郡市川三郷町の地名である。郵便番号は409-3244[2]

歴史

富士川の西岸では中世には駿州往還が主要街道として利用され、特に江戸時代には富士川舟運と関係して整備された。鰍沢河岸から西島宿の間の砥坂と呼ばれるところは断崖絶壁の要所であり、当時の技術では道路を通すことが極めて困難であったことから、鰍沢川にある箱原地区から一度富士川の東岸まで砥坂の渡し(とさかのわたし)と呼ばれる渡し船で東岸へ渡り、そこから岩間まで東岸を通った後岩崎の渡し(やさきのわたし)と呼ばれる渡し船で西岸にある西島宿へ渡るルートがとられていた。そのため岩間も岩間宿(いわましゅく)として整備され、増水等で渡河できない場合のことも考慮し伝間宿としても機能していた。また、脇街道として南側に向けて東河内路も整備され、岩間宿はその分岐点ともなっていた[4]

江戸時代から明治時代にかけて岩間足袋(いわまたび)と呼ばれる足袋の製造が盛んであり、日清戦争日露戦争の軍需で最盛期を迎えたが、その後大資本による機械化や靴下に置き換えられる形で衰退していった。かわりに明治維新以降水晶の採掘が自由になったことからそれを素材にした印章の製造が盛んにおこなわれるようになり、戦後は組合を結成し現在に至っている[5]

1889年明治22年)7月1日に町村制が執行され当地は単独で西八代郡岩間村となり、その後は以下の通りに自治体区分が変貌している。

世帯数と人口

2015年(平成27年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
岩間 586世帯 1,626人

交通

道路
鉄道
路線バス
甲斐岩間駅 - 久那土駅 - 峡南高校 - 古関
  • 身延町営バス古関循環線
古関 - 旧久那土中学校 - 峡南高校入口 - 久那土駅 - 甲斐岩間駅 - 役場前 - 飯富 - 波高島駅 - 下部温泉駅 - 甲斐常葉駅 - 古関
高速バス

施設

公共施設
  • 市川三郷町役場六郷支所-かつての六郷町役場。
  • 峡南郵便局-峡南地区で唯一の集配局。
  • 市川三郷町立六郷中学校
  • 市川三郷町立六郷小学校
  • ひまわり保育園
  • 定林寺立正保育園
商業施設

脚注

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  1. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat)”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2018年9月24日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年9月29日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年9月29日閲覧。
  4. ^ 身延町郷土資料より
  5. ^ 六郷(市川三郷町)における印章業の歴史(六郷印章業連合組合)

関連項目




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