山本容朗とは? わかりやすく解説

山本容朗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/16 03:11 UTC 版)

山本 容朗(やまもと ようろう、1930年4月20日 -2013年12月4日[1])は、日本文芸評論家

人物・来歴

埼玉県本庄市生まれ[2]旧制埼玉県立熊谷中学校を経て、1953年國學院大學国文科卒。角川書店で編集者[2]として1953年1964年まで在籍し、文芸書、特に「角川小説新書」を担当した[3]。1975年にフリーとなり[2]、文筆業。

吉行淳之介について一貫して論じ編纂しているが、食味エッセイでも知られ、また文人の随筆の編纂も多い。

著書

  • 『現代作家その世界』翠楊社 1972 のちみき書房から再刊 のち「作家の生態学」文春文庫
  • 『ここだけの話 文壇百話』潮出版社 1978 のち文庫
  • 『文壇百話 続・ここだけの話』潮出版社 1979
  • 『作家の食談』鎌倉書房 1980 「作家の食卓」河出文庫
  • 『新宿交遊学』潮出版社 1980
  • 『作家の人名簿』文化出版局 1982 のち徳間文庫
  • 『作家が女をみつめる時』実業之日本社 1982
  • 『居酒屋の作家』潮出版社 1982
  • 『いい店見つけた』潮出版社 1986
  • 『名作・温泉カタログ』文藝春秋 1989
  • 『名作飲み喰い物語』河出書房新社 1990
  • 『女は小説の達人 女性だけの小説教室』主婦と生活社 1990
  • 『東京近郊ぶらり文学散歩』文藝春秋 1994
  • 『日本文学の散歩みち』実業之日本社 1994
  • 『人間・吉行淳之介』文藝春秋 1995 のち文庫
  • 『ちゃんばら狂ブック』文藝春秋 1998
  • 『文人には食あり 文壇食物誌』廣済堂出版 2002 のち角川春樹事務所グルメ文庫

編纂

  • 『吉行淳之介の研究』 実業之日本社 1978
  • 『酒呑みに献げる本』正続 実業之日本社 1979-1981 のち光文社文庫
  • 『日々これ好食』 鎌倉書房 1979
  • 『食通に献げる本 グルメが驚喜、垂涎』 実業之日本社 1980
  • 『東京余情 文人が愛した町々』 実業之日本社 1982
  • 『猫は神さまの贈り物』 実業之日本社 1982
  • 『みちのく余情 文人が愛した風物と詩情』 実業之日本社 1982
  • 『越後・佐渡の旅路』 文化出版局 1982
  • 『人生ひとりの師』 実業之日本社 1984
  • 『今昔温泉物語 伊豆・箱根、関東篇』 福武文庫 1990
  • 『清貧の食卓 文人グルメが明かすおいしさの原点』 実業之日本社 1994 のち中公文庫
  • 『素晴らしき晩年 文豪はいかに人生を完走したか』 実業之日本社 1995

参考

  • 『文藝年鑑』2010年

  1. ^ 『文藝家協会ニュース』2014年3月
  2. ^ a b c 日外アソシエーツ現代人物情報
  3. ^ 鎗田清太郎『角川源義の時代 角川書店をいかにして興したか』角川書店 P.220




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