少数民族に対する言語政策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 10:19 UTC 版)
「新疆ウイグル自治区」の記事における「少数民族に対する言語政策」の解説
世界では国際人権規約にて少数民族が独自の言語を使う権利は「少数民族の文化や宗教、言語を『否定されない権利』」と明記して保障されているが、習近平政権は少数民族による分離・独立運動への警戒から統制と標準語(普通話)教育を強めている。それにより中華民族としての意識を高め、中国共産党の支配をさらに強固にしようとしているとされる。 その行為はアメリカ政府によりジェノサイド(集団殺害)と認定された。ウイグル族を収容している収容施設では、共産党自治区の治安部トップによる「中国標準語への矯正学習を最優先せよ」という指示のもと少数民族に対する再教育や洗脳が行われているとの指摘がある。 一方、ウイグル語と標準語(北京語)が両方大事で必要であると考えているウイグル族は全体の93.5%を占め、ウイグル語のみ使用希望の人は5%に留まるという調査研究もある。中国側はウイグル語の日常使用や教育を特別制限しておらず、ドルと違い人民元にすらウイグル語が印刷されていると反論している。
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